2016年より新しく立ち上がったブランドである、KUON（クオン）。

2025年もコレクションでは様々なアイテムが展開されておりますが、秋冬シーズンもCIRCLEではまるで別のものづくりをお願いすることになりました。
KUON不磨（ふま）というテーマで、「良いデザインはいつまでも古くはならない」という理念があります。

KUONが始まってもうすぐ10年。その間をずっと深く見てきたCIRCLEだからこそ出来ること。
KUONのこれまでのデザインから特徴的なデザインをピックアップし、今また素材やディテールを磨き直し、ただの復刻ではなく、ある意味では「デザインのアップサイクル」を行い、アイテム数は決して多くないけれど他にはない素敵なものを作ろう、とそういうラインです。

KUON不磨（ふま）はCIRCLE店主はそういうテーマですが、通称的にはKUONグリーン、がわかりやすいかもしれません。エバーグリーン、不朽的な象徴の緑です。

こちらのシャツは2018シーズンあたりの、刺し子ポケットシャツに注目をし、素材感やフォルムを今に整えた一着。
シンプルなタイプライターシャツに見えながらも、胸ポケット部分に手刺し子を細かくあしらうことで、他にはない雰囲気をまとっています。

形は当時のパターンはかなりオーバーサイズ感があったシャツだったため、今回は今に合わせて少しクラシックなシャツを意識しながら、軽く生地のゆらぎを味わいながらもすっきり感も愉しめるシルエットに。

ボディのタイプライタークロスも当時とはまた違うものを選び直しました。
スーピマコットンを用いた高密度なタイプライタークロスでありながら、表面をごくごくわずかに起毛させたようななめらかな質感で、コリっとした硬さがなくなめらかな素材感。
非常にしなやかでしっとり感がよく、美しいタイプライタークロス。
選んだ時に正直「これで作ると高くなっちゃうよ」と話になりましたが、それでもやっぱり生地の良さが大切だな、とそのまま作ってもらいました。

厚みは4〜5オンスほどの分厚すぎないくらいで、様々なシーンで着こなしやすいバランス感の良さも。

左胸にはしっかりサイズのポケットを設けて、
その上の方の部分に、手刺し子をふんだんに施した生地を重ねてボリューム感を出しつつ仕上げています。
一針一針、丁寧に手で施された刺し子は、さりげなく、それでいて奥深いアクセントになります。

春夏秋にさらっとアウターとして着るのももちろん素敵ですし、ジャケットやブルゾンインナーとして着るスタイルも良い。
春夏秋はアウターに、冬はインナーに、一年を通して活躍してくれます。

手刺し子という日本の伝統技術を用いつつも、古いだけじゃない。新しい存在感ある一枚。
KUONらしい魅力が詰まったプロダクトであると同時に、KUONデザインの持つ独特な存在感を再認識出来るようなシャツになりました。

デザイナーは某コレクションブランドでパタンナーを務めていた石橋氏が務め、ふっくらしているのに野暮ったくなく、腕を通すとシュっととスタイルが決まる素敵なパターンワーク。

襤褸に合わせるだけでなく、純粋にタイプライターシャツとして着心地がよく、和の技術も用いていながら新しく格好良い。
さらりと気軽に着れつつも、オーラを身にまとったようなシャツです。

KUONとCIRCLEが互いに意見を合わせることで生まれた、魅惑的なクリエーションの世界をお愉しみください。

詳しくはブログにてご紹介もして参りますので、どうぞご覧下さいませ。
http://blog.circleofcircus.com/?eid=3108

素材：コットン（タイプライタークロス)、刺し子糸
付属：白蝶貝ボタン
生産国：日本
価格：￥32,000+税
サイズ：Sサイズ
　　　　肩幅：45cm／身幅（バスト）：52.5cm／そで丈：58cm／着丈72cm

　　　　Mサイズ
　　　　肩幅：46.5cm／身幅（バスト）：54.5cm／そで丈：59.5cm／着丈74cm　

　　　　Lサイズ
　　　　肩幅：48.5cm／身幅（バスト）：56.5cm／そで丈：61cm／着丈76cm　

＊サイズ寸法はおおよその外寸となっております。若干の個体差や計り方によって差異がございますこと、ご了承下さいませ。

＊一点一点、職人による手作業による製品となりますので、細かな皺やよれなどがある場合もございます。ご了承下さいませ。

＊ヴィンテージの着物を素材として使用しております。着物部分も細かな織りムラなどはご了承ください。

＊配送は基本的にクロネコヤマトにお送りいたします（沖縄はゆうパックとなります。また、一部レターパックの製品は日本郵便のレターパックとなります）。
注文より決済確認1週間以内（現状３日以内）に出来る限り早く発送します。
また、15000円以上で送料は無料となっております。